2007年04月22日
双頭の鷲 【舞台】
4月21日(土)、まつもと市民芸術館で開催された美輪明宏さん主演の舞台を楽しんでまいりました。学生時代に、学校のイベントとして行われる舞台は見たことがある程度、本格的な演劇鑑賞は初体験です。美輪さんファン仲間に連れられていってきました。
演目は、フランスの天才、マルチアーティスト ジャン・コクトーが1946年に書き上げた名作『双頭の鷲』。19世紀のヨーロッパに君臨する王家を舞台に、政治や暗殺、恋が繰り広げられます。
最愛の人の死から10年間引きこもり続けた王妃に生まれ変わるきっかけを与えたのは、暗殺をたくらむ若者。二人の出会いから始まるストーリーは、どんな結末を迎えるのか。まだまだ上演期間中なので、詳細はぜひ劇場で。
王妃役はもちろん美輪明宏氏。詩人役には、前回楽しんだ『愛の讃歌』でもエディット・ピアフでも相手役のテオを演ていた木村彰吾氏。警視総監フォエーン伯爵には、テレビドラマでもおなじみとなっている長谷川初範氏。王妃の読書係エディット役には、夏樹陽子氏。フェリックス公爵には柄沢次郎氏。王妃の従順な召使トニー役には、現役K-1選手の大山峻護氏。
2回の休憩を挟んで、3幕で構成されているこの舞台は、たった6名の登場人物だけで壮大なドラマを繰り広げます。たった6名で、たった2タイプのセットの中だけで、その裏に潜むたくさんの雰囲気を想像させる舞台というものに、すごいなーとただただ感動するばかりでした。
愛は複雑で、何を信じてよいのかわからなくなるほど。たった数日間のできごとが繰り広げられている演劇ですが、その裏に見え隠れする王妃の30年余りの一生を感じさせる、短いようで長いストーリー。約三時間は、あっという間に過ぎていきました。
今回は舞台ほぼ中央の、前から4列目という最高の席を獲得。ライブは会場のどこにいても楽しめるけど、舞台は近ければ近いほどいい! 息遣いまで聞こえるような距離感で楽しむことができました。
美輪氏の気品あふれる王妃ぶりを感じることもできたし、ドラマで見ることの多い長谷川氏の、ドラマとはまた違う役者魂を見ることもできたし、本当に充実した時間でした。また行きたいです、ぜひ!
ちなみに、この後はおいしい料理に舌鼓するわけですが、そのお話はまた後日……。
投稿者 sisters : 14:37